設計審査
基地局建築工事を円滑に進める、より良い設計図面を目指し
モバイル通信技術の進化に合わせ現場と設計部門を繋ぐ
2009年入社
工学部情報通信学科卒
設計審査担当
設計審査という仕事
私が担当している設計審査という仕事は、基地局建設工事の設計図面を審査し、設計と現場との間を調整しつつ、最終的に施工現場へ設計図面を引き渡すのが主な業務で、首都圏および新潟、長野と広範囲なエリアを担当として任されています。工事は大型の鉄塔基地局やビル・マンション等の屋上基地局の新設工事、モバイル通信技術の進化に伴う既存通信設備の改修工事など多くの種類が存在します。私たち審査担当の手元にも毎日100件近くの設計図面が届きます。
実は設計審査に配属される前は、施工現場で主任補佐として協力会社への指示や管理も担いつつ、鉄塔やビル屋上のアンテナ支持柱などにも作業員とともに登り、高所作業も含めた現場の実務全般を6年間経験しました。そこで培った現場目線の声を設計部門に届け、より良い図面を完成させることはもちろん、審査業務そのもので記載内容の不備を見落とせば工事の進捗に大きな影響が出ることがありますから、設計審査という仕事は基地局建設工事の中で非常に重要な役割であると思っています。
現場と設計の連携をスムーズにさせる要の部署
建設系ではよくある話かもしれませんが、施工現場と設計部門では考え方や文化が多少異なる場合もあります。現場で図面通りに施工を行っても、想定外の事象やイレギュラー条件の発生により施工がスムーズに進まない、そういうときこそが、今まで培った自分の力を発揮する最たる局面だと感じます。
設計部門の考えを理解しつつ現場の声をピックアップし、バランスをとって最短最速での解決に導く。もちろん図面レベルでの不備がないよう、事前に私のフィルターの精度をより高めることも必須条件。結果、図面が立体化し、現実として今まで電波が入らなかったエリアに電波が通るようになると、人と人とがつながっていく実感がわきます。電話1本、メール1通で人生が変わる場合がある。私は現場でそのインフラを整備してきた。そして今は、その現場を支える立場にある。やりがいはもちろん、社会的役割の大きい大変有意義な仕事だと思っています。
設計審査 ある1日
出社
朝礼ミーティング
メールチェック・メール対応
設計図面審査、
現場担当者からの問い合わせ対応
昼休み
審査担当ミーティング
客先による設計方針説明会
設計図面審査、
設計実務担当者との打合せ
社内周知対応
図面審査状況の進捗確認と
机上の整理整頓
メールチェック
・メール対応
退社